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沼ッ原湿原は、那須連山の西端標高1,230mに位置し、東西約250m、南北約500mに広がる亜高山の湿原です。
植物は約230種確認されています。主なものは、春のザゼンソウ、ハルリンドウ、初夏のズミ、ニッコウキスゲ、コバイケイソウ、夏のノハナショウブ、アカバナシモツケ、初秋のタムラソウ、エゾリンドウなどで、湿原内に整備された木道を周回しながら楽しむことができます。特に6月下旬から7月中旬に湿原を黄色に染めるニッコウキスゲの咲く時期には多くのハイカーが訪れ、沼ッ原の散策を楽しんでいます。
また、この辺りにはツキノワグマ、ニホンザルなどの哺乳類、オオジシギ、カッコウなどの多くの鳥類、そして水辺にはクロサンショウウオ、モリアオガエルなどの両生類が棲んでいます。昆虫類は、平地でも普通に見られるものから山地に生息するものまで数多く見られ、特に、多くの人が関心を持つチョウの仲間では、クジャクの羽根のような模様のあるクジャクチョウやふわふわと飛び回る大型で美しいアサギマダラなどを目にすることができます。
湿原の南側に昭和44年から発電用の上池として作られた沼ッ原調整池があります。これにより湿原は狭くなりましたが、自然環境への配慮がなされています。また、この工事によって湿原近くまで大型バスも含めた車の通行が可能となりました。
歴史的には、元禄8(1695)年に幕府の出資でこの地を通る“会津中街道”が開かれ、参勤交代にも4度使われたとの記録が残っています。また、那須岳の西側の山腹の泉源を信仰する「白湯山信仰」の行人道としてもここが使われました。湿原を北へ三斗小屋宿方面へ向かうと自然林の中に石仏がありますが、これは往時の名残です。
ニッコウキスゲの咲く沼ッ原 沼ッ原から見えるきれいな山並み
沼ッ原駐車場から調整池を望む 沼ッ原の草紅葉
ザゼンソウ(5月撮影)
ニッコウキスゲ(7月撮影)
ノハナショウブ(7月撮影)
エゾリンドウ(9月撮影)
市道の冬季閉鎖前に雪が降ることがあります。 サルに遭遇することもあります。(湿原への山道にて) |
15:18, Monday, Jun 18, 2007 ¦ 固定リンク
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